徳島は宣言する。
歳をとってもいきいきと輝けることを。

定年を迎えたら、人生の残り時間はゆったりと。
そんなライフプランがあたり前だとされている。
だけど本当にそうだろうか?

徳島のお年寄りには、リタイアなんて言葉、似合わない。(*1)(*2)

上勝町のおばあちゃん達は、朝起きてまずタブレットをチェックする。
市場の値動きを見て、料理の「つま」になる葉っぱを山から摘んでくるのだ。
年商2億6000万円の葉っぱビジネスは、映画にもなって話題を呼んだ。
このビジネスモデルに学ぼうと、学生たちが毎年インターンシップに来て町がにぎわう。

夏になれば阿波おどりがある。
三歳の男の子も、九十歳を超えたおじいちゃんも、おなじリズムでひとつになる。
若者に遠慮なんていらない。
一年を通して練習があるから、仲間にも出会えるし、身体も動かせる。

医療や介護も充実している。
お医者さんの数も、高齢者施設の整備率も、徳島は全国屈指の充実度だ。(*3)(*4)(*5)
なによりご近所同士が知り合いで、お互いに見守りあっている。
病気になっても、災害にあっても、きっとだれかが声をかけてくれる。

老後は人生のおまけなんかじゃない。
リタイアなんてもったいないこと、いっていられない。

だから徳島は宣言する。
歳をとってもいきいきと輝けることを。

  • *1 「とくしまねんりんピック」を県下一円において開催。グラウンドゴルフや卓球などのスポーツ部門、囲碁や将棋などの文化部門に分かれており、平成27年はのべ3,439名が参加。
  • *2 シルバー大学校・大学院が計9校開かれており、平成27年度末までに、のべ13,552人が大学校を卒業。特にICTコースからは、大学校1,480名、大学院717名の卒業生を送り出している。シニアITアドバイザーも1級382名、2級243名、3級91名が誕生。高齢者が「IT講師」として県内で活躍中である。
  • *3 人口10万人あたり病院数 14.8施設・全国3位(平成26年・厚生労働省)
  • *4 65歳以上の高齢者向け施設整備率 7.6%・全国4位(平成26年・厚生労働省)
  • *5 特別養護老人ホーム待機者数 1,986人・全国最少(平成26年・厚生労働省)

人口当たりの病院数が、徳島は充実。
高齢者の方々が元気にアクティブでいられるのも、こういったバックグラウンドがあるからこそ、なのかもしれません。

お医者さんだけではなく、高齢者向け施設まで日本屈指です。
徳島では、65歳の高齢者だって「わかいし(若い衆:阿波弁)」と呼ばれるくらい元気です。きっと施設の中も、明るくにぎやかなんでしょうね。

高齢化率は高いですが、施設が充実しているので、例えケアが必要になってもなんの心配もいりません。そんな安心感に支えられているからこそ、高齢者の方々はますます元気に生きられるのかもしれませんね。