徳島は宣言する。
しなやかに災害に立ち向かうことを。

起伏に富んだダイナミックな地形、恵みをもたらす複雑な海岸線。
日本の大地のゆたかさは、つねに地震や津波のリスクと裏表の関係にあった。
それは徳島も例外ではなく、南海トラフ巨大地震の可能性が指摘されている。

だからこそ徳島は考える。
どう災害に立ち向かうのか。

胸を張って誇れる、徳島の強みとはなんだろう。
おそらくそれは、人と人との結びつきだ。
徳島は、住民がみずから町を美化する「アドプト・プログラム」発祥の県。(*1)
地域活動がさかんで、自分たちの町は自分たちでつくる、という意識が強い。(*2)

防災教育も一歩進んでいて、子どもたちは学校で地震について学んでいる。(*3)
一部地域では、災害時にテレビのデータ放送で避難を呼びかける試みも始まった。(*4)

古くからある人と人とのつながりと
新しい知見や技術を活かした備えと。
その両者が合わさって、もしものときの力になる。

だから徳島は宣言する。
しなやかに災害に立ち向かうことを。

  • *1 アドプト大国・とくしまhttp://www.pref.tokushima.jp/docs/2010112400153/
  • *2 自主防災組織の人口カバー率は93%と、全国6位。県内の24市町村で組織されている。
    また、南海トラフ巨大地震等から死者ゼロを目指す徳島県では、津波浸水エリアや活断層付近への建物立地を規制する条例を全国ではじめて制定した(平成24年「徳島県南海トラフ巨大地震等に係る震災に強い社会づくり条例」)。
    他県との連携した取り組みとして、災害発生時に同時に被災を受けていない地域から救助・応援を受ける体制を構築している(平成16年~「鳥取県・徳島県相互応援協定」)
  • *3 防災教育の成果を発表する「ぼうさい甲子園」において、県内の小中校生が、グランプリをはじめ各賞を毎年受賞している。また、平成24年より、県が「防災生涯学習コース」を開設。子どもからお年寄りまで幅広い層が、講座やネットを通じて防災について学べる体制が整っている。
    30歳未満の防災士数(人口10万人あたり)48.7人(全国2位)
  • *4 JOINTOWNhttp://www.ntv.co.jp/ntvcsr/jointown/index.html

自分たちのことは自分たちで。国や行政にまかせっきりにせず、街のみんなで組織をつくり、楽しみながら災害に立ち向かう。そんな徳島の人と人との結びつきは、強くて、しなやかです。