徳島は宣言する。
この土地の「食」は、幸せをもたらすことを。

築地には、日本でいちばんいい食材が集まるという。
じゃあそのぶん、東京の食はゆたかだといえるのだろうか。

お店にいけば多種多様な食材が並んでいて、産地の情報を追いきれない。
技術や流通が進歩したおかげで、季節外れの野菜や魚も一年中手に入る。
選択肢は驚くほど豊富なのに、じっくり吟味して料理するゆとりはない。
あふれる情報の中、ゆたかな食の本質を、見失いかけてはいないだろうか。

ルーツがわかり、生産者の顔が見える。
ちょうど旬を迎えて、獲れたてのまま届く。
そんな食材をあたり前のものとして、日々食べて暮らす。
高価な料理や話題のお店よりも、それこそが本当の贅沢のはずだ。

そう考えると、徳島は恵まれている。
吉野川をはじめとする大河が県内を流れ、水と土とを運ぶ。
肥沃な土壌が広がるこの地では、阿波忌部氏の昔から農業がさかんだった。
瀬戸内海、紀伊水道、太平洋と3つの個性ある海に囲まれて、魚もおいしい。

生産量日本一のすだちと阿波尾鶏。
鳴門のワカメに鯛、さまざまな楽しみ方のできるハモ。(*1)
どれも安くて新鮮。産地もはっきりしている。

新鮮で安心できる食材が、気軽に手に入ること。(*2)
旬を知り、それを楽しむ方法を心得ていること。
それらは幸せな人生の条件のひとつかもしれない。
だって人の身体は、食べたものでつくられるのだから。

だから徳島は宣言する。
この土地の「食」は、幸せをもたらすことを。

  • *1 徳島県が出荷量で全国1~3位の農林水作物(農林水産省統計等)
    すだち、にんじん、カリフラワー、れんこん、しいたけ、ハモ、地鶏、つまもの
  • *2 徳島県の食料自給率 カロリーベース:45%、生産額ベース:127%(平成25年・農林水産省)

徳島の名産といえば、すだち。もちろんすだちの生産量は日本一です。
阿波おどりならぬ、徳島の地鶏「阿波尾鶏」や、意外かもしれませんが
ハモの漁獲量も日本一と、豊かでおいしい食が育まれています。

先進国の中で最も低いと言われる日本の食料自給率。東京はカロリーベースで1%、生産額ベースで4%とものすごく低い中、徳島県は全国平均を上回る数値を叩き出しています。おいしく、新鮮で、食糧危機にも強い徳島県です。