徳島が変える、日本を変える。

共通コンセプトの狙い
この「vs 東京」というコンセプトが意味するものは、単に東京に喧嘩を売る、ということではありません。 地方都市のプロモーション活動が活性化している中、各県の特徴が微差になってしまい、徳島県が後発としてプロモーションを行っても難しい状況にあります。他の都道府県のプロモーション合戦に埋もれる事なく、クレバーに、そしてインパクトのある共通コンセプトを持って徳島県を打ち出して行く、それが「vs 東京」に込められた思いです。
勝機
他都道府県のプロモーション合戦が、「微差」を必死でプレゼンテーションし合うのに対して、仮想敵として「東京」を据え置く事で、「徳島 vs 東京」の構図ができあがります。「徳島 vs 高知(あるいは他県)」は微差かもしれませんが、「徳島 vs 東京」の間には圧倒的な差が存在します。地方の価値を、都市生活者にプレゼンテーションする事によって都市生活者の目を徳島(地方都市の代名詞としての「徳島」)に向けることが狙いであり、勝機です。つまり、東京をはじめとした大都市には無い価値を、自ら見つけて、産み出して、アピールしていく、というのが 共通コンセプトが目指すゴールです。
ストーリー
“強敵を倒す”という物語は、誰にとっても理解し、応援したくなる物語構造です。「東京」という巨人に対して「徳島」という主人公が、どんな風に知恵を絞って、どんな秘密兵器を使って倒すのか。そういう物語に徳島県民を巻き込んで行きたいと考えます。東京や大都市に顕在化してきた様々な問題を、課題先進県としての徳島が 先に解決すること。徳島から世界のスタンダードを産み出して行くこと。そして、それを使って東京を驚かせること。そんなストーリーを紡いで行きたいと思います。
意義
ただ闇雲に東京に向かって行く、というだけではなく、東京を驚かせて、動かすことには大きな意義があります。首都の座に安寧していて、地域課題に対して鈍感で動きの鈍い東京を、徳島が変えること。それは、東京を動かし、東京をさらに発展させることにもつながります。東京が良くなれば、都市としての東京の国際競争力は高まり、より優れた都市になるでしょう。そのようにして東京が授かった恩恵が、きちんと徳島をはじめとした地域社会に流れていく。地方が受けた恩恵は、また東京を驚かせる何かに変わって行く。そんな循環こそが日本を変えるのです。
活動
だからこそ、まずは徳島県庁が変わらなくてはなりません。東京という仮想敵を見据えた時に、「徳島に存在する東京に勝てる価値」を改めて探して、磨き、アピールすること。「都市の課題を解決するような新しい発明・価値」を作り上げること。このふたつを同時に推進して行くことが必要です。2020 年の東京オリンピックまでに、徳島が 東京に勝てる価値をできるだけ多く見つけ、作り出し、アピールすること。それが東京を動かします。県民の方々の賛同を得ながら、楽しく、激しく、価値を作り上げて行き、どの都道府県よりも先駆けて、東京に一番槍を打ち込むこと。それが「vs 東京」というコンセプトです。 日本の都道府県の一番星になり、いつか他の都道府県から「vs 徳島」と言われる日まで、共に戦って行きましょう。